1.背景 | ||
平成4年の地球サミットで、永続的に森林の保全と利用を両立するために「持続可能な森林経営※」の考え方が打ち出され、その後、国際社会が一体となった取組が展開されている。 | ||
2.目的 | ||
「持続可能な森林経営」を実践・検証する「モデル森林※」について世界的な取組を効果的に展開していくための検討・意見交換を行う。 特に今回は、首都圏の水源地域である本県の利根川上流において、水源涵養機能の高度発揮が期待され、これに応えながら「持続的森林経営」を実践する事例について検討する。 片品村では、尾瀬など貴重な森林生態系を保全しながら、登山、キャンプ、スキーなどの保健休養利用を図る事例について。 また、川場村では、里山など身近な生態系を世田谷区など都市住民と連携して保全活動に取り組む事例についてである。 これらは、世界各地域へ展開していく価値があり、それら事例をケーススタディとして今回の会合を開催する。 |
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3.群馬県で開催することの意義 | ||
・首都圏の水瓶として、水源涵養や国土保全などの高い公益的機能を発揮しつつ、観光やレクリェション利用を図りながら「持続的森林経営」を実践している片品村や川場村の事例は、途上国のモデルとなるだけでなく、世界に本県の「緑の大地」づくりをPRする絶好の機会である。 | ||
・ポスト全国植樹祭として、森林や環境に対して盛り上がった県民運動を持続させることができる。 | ||
・「全体会合」は県庁で行われるが、落成間もない新庁舎の機能を積極的かつ有効に利用するよい機会である。 | ||
4.開催の概要 | ||
・主 催 | 群馬県、林野庁 | |
・日 程 | こちらをご覧下さい | |
・参加者 | アジア地域を中心に約20カ国(インド、インドネシア、タイ、中国、ネパール、PNG、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、ロシア、カナダ、米国、オーストリア、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、韓国等)国際機関(FAO(国連食糧農業機関)など)及び国内から約100名 |
※ | 「持続可能な森林経営」:地球環境保全のために、世界の全ての森林を対象として、森林の保全と利用の両立を図ろうとするものである。具体的には、森林からの持続的な木材生産だけでなく、薪や食糧など特用林産物、観光やレクリェーション利用、水源涵養等公益的機能の提供などのサービスを、森林やその周辺に住む住民に対して、供給し続けることができるような森林の営み |
※ | 「モデル森林」:環境や野生生物との共存を図りながら、持続可能な森林経営を行うための現実的なモデルとしての森林 |
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