9月1日(土)くもり、晴れ

 朝は空一面の雲で涼しい風も吹きましたが、日中は暑くなりました。仕事で成田空港に出かけたのですが、あちこちで雨が降り、我が家周辺でも夕方にまとまった雨が降ってやっと涼しくなりました。
 畑では相変わらずの灌水作業ですが、播種して1月になるニンジンの間引きなど収穫に向けての作業を進めています。キャベツも将軍がゴルフボール程度の結球となってきましたので、灌水に液肥を薄く加えています。しかし1週間前にアファーム乳剤を散布したブロッコリーに早くもアオムシが出てきましたので、3回目の殺虫剤散布が必要になりそうです。アファームは2回使いましたから、次はアディオン乳剤(合成ピレスロイド)あたりでしょうか。
 イモ類の試し掘りも行っていますが、順調なサツマイモとは逆にサトイモは早生の石川早生でもほとんど肥大が進んでいません。このままでは菜園を始めて以来の不作になるかもしれません。サトイモに灌水している余裕はありませんので残念です。それでも雨が降ってくれましたので、やっと灌水から解放されそうです。

ニンジンの間引きが済みました(新黒田五寸)

収穫野菜はまだ夏物です

9月2日(日)くもり、雨

 朝から雲が低く垂れ込めていましたが、畑から帰った午前6時半過ぎには本降りの雨となりました。昨日の雨は近所の観測点では3mmということで、畑の土は結構湿っていましたがキャベツの大きな葉の陰は乾いているところがあるなどもう少し雨が欲しいところでした。日中には雨が断続的に降り続き、畑はやっと生き返りました。
 野菜は雨をもらって生き生きとしてきた感じですが、夏蒔きしたインゲンが花を咲かせてきました。気温が下がってきますと秋野菜も出動してきますので、楽しみが増えてきます。猛暑と乾燥で種まきができなかったコマツナ、コカブ、シュンギクなどの軟弱野菜もいよいよ種が土の下に入りそうです。

9月3日(月)くもり

 昨日からの雨は上がりましたが、厚い雲が空を覆っています。畑ではきれいに散水が済んだといった感じで、何とも爽やかな状態でした。
 取りあえず収穫を済ませ、草刈りか殺虫剤散布かと思いましたが、まだ湿り気が多いようでしたのでやめておきました。日中は短時間でしたが強い雨が降りまして、荒れた天気が続いています。

9月4日(火)晴れ

 少し天気が落ち着いてきたようですが、地域によっては猛烈な雷雨があったようです。
 畑のキャベツ、ブロッコリーは順調に育っていますが、アオムシなどが蔓延ってきましたので予定していたアディオン乳剤を散布しました。サトイモのアブラムシにも適用となっていましたので、収穫中の夏野菜以外にはしっかりと使ったといったところです。

9月5日(水)晴れ、くもり

 涼しい朝でしたが、日が昇るにつれて気温が上昇し33度ほどになりました。それでも日陰にいればそれほど暑く感じなくなり、本格的な猛暑は去って行ったようです。
 朝の畑作業も能率は上がるようになってきましたが、もう夜明けが遅くなりまして、まともな作業は5時半にならないとできません。もちろん仕事がありますから、実質的には1時間ほどしかありません。収穫に30分ほどかかりますから、秋冬への作業はなかなか進捗しません。収穫野菜もお世話になったモロヘイヤに花蕾がたくさんつきまして、いよいよ収穫は終わりに近づきました。こんな調子ですと今月末にはキャベツしか野菜がなくなってしまいそうですので、コマツナやコカブを明日には播種しようかと思います。

モロヘイヤに花蕾ができてきました

ブロッコリー(シャスター)ががっちりしてきました

9月6日(木)晴れ、一時雨

 朝から雲が多く蒸し暑い日で始まりましたが、お昼すぎには雷雨(雷は大したことはありませんが)がありました。利根川水系は先月の少雨でダムの貯水量が少なくなっているようですが、肝心の山には降雨が少なく都市部には豪雨というのは皮肉です。
 畑では、コマツナ、コカブを朝のうちに播種しておきました。雷雨の予報が出ていましたので、藁で覆っておきましたので叩かれたり流されたりの心配はないと思いますが、夏野菜も疲れてきましたので早く秋野菜の収穫にならないかな〜と思ったりします。キャベツなどはアディオン乳剤の効果で、悪虫が一掃されました。サトイモのアブラムシも駆除できましたので、ほっと一息です。

9月8日(土)晴れ、くもり

 久しぶりの休みです。だいぶ秋らしくなってきましたが、晴れた日中の最高気温は31度ほどで、まだ外の作業では体が参ってしまいそうです。
 今年初めて栽培してみるタマネギのフォーカスを播種しました。種袋には9月初旬〜中旬に播種という説明がありましたので、中間に当たる今日の播種としてみました。例年どおりトンボで条を切って種を1cm間隔で蒔き、覆土した後は足で固く踏んでおきました。そしてモミガラを持参するのを忘れてしまいましたので、藁を被せておきました。また、ニラを掘って株を分け、新しいところに植えつけました。
 畑の隅にあるサクランボ(暖地桜桃)に毛虫のモンクロシャチホコが発生していましたので、殺虫剤を散布しました。まだ、数枚の葉に固まっている状態で、散開していなかったのですが、アメリカシロヒトリのように白っぽく目立つようなことがないので見つけずらい奴です。散布後しばらく様子を見ているとグロッギー状態になって枝から落ちている様子がわかりましたので、取りあえずは安心です。

極早生のタマネギ(フォーカス)を播種しました

白菜(耐病郷秋60)が葉数を増やしてきました

9月9日(日)晴れ

 今日も休みで、朝から晩まで忙しく動き回りました。天気は晴れましたが、最高気温31度ながら風もあって、余り暑くは感じませんでした。
 朝は少し遅く6時半頃から収穫作業を行い、朝食後はダイコンや晩生のキャベツらを植える畝のために、ニラやエダマメの跡地を片付けてロータリーをかけました。収穫後に雑草が生えたところは草刈機で刈り倒し、これをアメリカンレーキで集めて堆肥を積んであるところに集め、根はそのまま掻き雑ぜてしまっています。なお、ダイコンの畝だけは未熟なものがあると困りますので、きれいにしておいたところです。そしてダイコンなどは砕土がしっかりしていないといけないので、トラクターを微速で動かしますので時間がかかってしまいました。
 10時前には帰宅し、小5息子と富岡市内の銀座通りへ出かけ、手づくり市を見て回ってから、老舗の「富士屋」さんで「昔ながらの中華そば」を食べてきました。まあ、普通の醤油ラーメンですが、さっぱりしていて観光客の皆さんにも好評なようです。名物のあずきアイスも食べたかったのですが、その前に通りでかき氷を食べてましたので、こちらは控えました。
 続いてファームドゥでカラシナ、アブラナ(冬華)、シュンギクなどの種を購入してから、妙義山の中之嶽神社に出かけました。さすがに山の上だけあって気温は25度と涼しく、チビ助も長い石段を息を切らしながら上ったりして楽しんでいました。それにしても巨大な大黒様は、いかにも安っぽい感じでどうにかならないでしょうか。
 山を下って帰宅後には、畑に出てダイコンの播種から始めました。種を蒔いた品種は「関白」「大蔵」「耐病理想」の3種類で、それぞれ40箇所ですので120本の計算です。続いてブロッコリーの「エンデバーSP」を定植したところで日が暮れてしまいました。キャベツの「彩音」は、明日の朝に植えます。さすがに疲れましたので、早々に寝ることにします。

富岡街なかの手づくり市は結構な人出でした

妙義山の中之嶽神社で長い石段です

9月12日(水)晴れ

 昨日の午後に雷雨があり、午後2時過ぎには猛烈な降りとなりました。その後も弱いながら雨が降り続き、今朝晴れたところで畑に行ってみると結構やられていました。
 ブロッコリーは傾き、白菜は葉が傷つき、キャベツは泥だらけといったところで、取り合えず起こせるものは手を入れ、泥はジョウロの散水で洗い流しておきました。サトイモのアブラムシが綺麗さっぱりいなくなったのが痛快でしたが・・・

ブロッコリーが多く倒れてしまいました

白菜の葉がボロボロです

9月14日(金)くもり

 朝は22度で爽やかでしたが、まだ日中は30度になるようです。なかなか猛暑が収まりませんが、お彼岸まではこんな調子なのでしょうか。
 ブロッコリーは、ある程度の大きさに育って低温に逢うことで花蕾ができますが、今シーズンはこの気温ですので心配していました。今朝ブロッコリーの畝を見ますと、極早生のシャスターは一斉に花蕾ができていて安心しました。ここまでくれば、もう収穫は間近ですので楽しみになってきました。キャベツも球が野球のボール程度になってきて、お彼岸過ぎには収穫できそうです。
 コマツナ、コカブの間引きをしたほか、ホウレンソウ(強力オーライ)を播種しました。また、タマネギ(フォーカス)が発芽を始めました。

ブロッコリー(シャスター)に花蕾ができました

白菜の葉が立ち上がってきました

9月15日(土)くもり、一時雨

 朝から雲が多く最高気温も29度ほどで、夕方には雨も少しですが降りましたので夜は涼しくなりました。
 いよいよ冬野菜の種まきや定植がピークの時期になってきました。朝のうちに白菜(耐病郷秋60、黄ごころ90を各20本)の定植とダイコン(耐病総太り50箇所)を播種しました。また、タマネギの早生ソニック(8ml)を播種してワラで覆っておきました。
 日中は、家族で小諸市の長井農園にプルーンを買出しに行ってきました。山番で味噌ラーメンとエビチリ春巻の食事をとった後、プルーンの摘み取りで、ご近所からも依頼されていましたので20kgほど買いました。生のプルーンは地元ではお目にかかれませんから、樹上で熟したものは貴重です。
 地元に帰ってからは、富岡市立美術博物館で「郷土の作家展2012」を観覧に出かけました。毎年開催されている郷土の作家展ですが、今年は富岡高校出身で二科展群馬県支部長の井田健一先生の作品が展示されるとあって、期待して出かけました。展示室内は油彩、日本画、版画、染色など多彩で見事な作品の連続で、期間中何度も足を運びたいようです。

9月16日(日)晴れ

 明日まで3連休ですが、私は今日・明日と仕事です。猛烈な台風16号が沖縄を通過してからも北上中で、朝鮮半島に向かって進んでいますが、当地にはとくに影響はなさそうです。今朝まで中心気圧が905ヘクトパスカルということで、しばらくは南からの暑い湿った風が入るようですが。
 出勤前にシュンギク、コマツナ、コカブを播種してきました。軟弱野菜は、少しずつ時期をずらして蒔いていって収穫を切らさないようにしなければなりませんが、秋は種まきの時期を逸しないようにしないと、寒くなってからでは間に合いませんので注意が必要です。

9月17日(月)敬老の日 晴れ、くもり

 今日も仕事です。晴れたり曇ったりの一日でしたが、結構風が吹きましたし最高気温も29度で大事ではありませんでした。
 朝のうちにタマネギ(アトン、ネオアース)を播種しました。本当は20日頃にしたかったのですが、仕事もあり雨の心配もありますので、できるうちにと蒔いてしまいました。これで4種類30mlを土の下にしましたが、取り合えず芽が出てくれると思います。

9月18日(火)晴れ

 湿気の強い朝でしたが、気温は24度でして作業には快適な状態でした。
 今朝は知人から分けていただいた赤タマネギの種を少しですが蒔いてみました。続いて聖護院ダイコン(晩生の丸ダイコン)とホウレンソウ(強力オーライ)の2回目の播種をしました。ホウレンソウは最初のものが生え揃いましたが、来春まで収穫できるように何回かに分けて蒔いておきます。
 また、アオムシなどの害虫が動き出してきましたので、キャベツやブロッコリーにアファーム乳剤を散布しておきました。キャベツはいよいよソフトボール程度の大きさになってきまして、収穫が見えてきました。

発芽したタマネギ(フォーカス)です

ワケギが葉を伸ばしてきました

9月20日(木)晴れ

 昨日は、一日中雨が降ったりやんだりで、畑の土も十分に湿ってくれました。今朝はよく晴れて、気温も22度でスッキリした状態でした。
 気温も下がってきましたので秋野菜たちはグングン成長中で、ブロッコリーは花蕾が直径5cmを超えてきました。キャベツも結球が固くなってきて、いよいよ収穫に向けて第4コーナーを回った感じです。ダイコンも最初に蒔いた「関白」が直径2cmほどになって首が上に出てきたほか、耐病総太りも綺麗に発芽しました。
 逆に夏野菜は寿命が尽き始めたようで、オクラはイボ果や曲がりが目立つようになってきたほか、モロヘイヤは全株が花盛りになってしまいました。今度の週末に引き抜いて処分しようかと思います。

9月21日(金)くもり、小雨

 ぐずついた朝で、畑に出て雑草が伸びてきたところを草刈りなどして「いざ収穫!」というところで雨に降られました。仕方なく帰宅しましたので収穫なしになってしまい、「オクラなどは巨大化してしまうんだな〜」とがっかりしています。ブロッコリーはいよいよ花蕾が大きくなってきて、もう収穫サイズに近くなってきましたが、せっかくなので2、3日待って立派になった花蕾を収穫しようと思います。
 タマネギのソニックが発芽を始めました。

格好のいい花蕾になりました(シャスター)

ダイコンらしくなってきました(関白)

9月22日(土)秋分の日 晴れ、くもり

 彼岸の中日です。しかし、まだ暑さが残っていて、半袖短パンで十分でした。畑は昨日の雨で土が湿っていて草刈りのみ、家族でお寺に墓参りに行ったりしてゆっくり過ごしました。明日も雨だそうですが、タマネギの播種を済ませておいて正解だったでしょうか。

9月23日(日)雨

 一日中雨でした。とくに早朝は土砂降りといった感じで、国土交通省のホームページを見ると24時間の累積雨量が100mmを超えたようです。利根川水系では少雨でダムの水位が下がり10%の取水制限をしていますが、ダムの上流でたくさん降ってくれればいいのですがね。
 今日は日曜日ですが出勤で、畑が心配でしたが仕方がありません。もっとも休みでも畑には行けませんが・・・

9月24日(月)晴れ

 昨日の豪雨の影響で、今朝の畑は土が湿っているほかに白菜やキャベツの外葉に泥が結構付いていました。まあ、泥だらけといったほどではありませんので影響はほとんどないと思いますが、心配ではあります。
 ブロッコリー(シャスター)を初収穫しました。極早生種で暑い時期に花蕾をつけましたのであまり形はよくありませんが、新鮮な秋野菜が食べられるようになったことは大きな喜びです。キャベツ、コマツナ、コカブなどは数日待って収穫しようと思います。

ブロッコリーを初収穫しました(シャスター)

こちらはサトイモ(石川早生)

9月26日(水)晴れ

 天気が落ち着いてきました。朝は爽快そのものですが、気温が14度まで下がって軽トラックの窓が曇って困りました。やや厚手の長袖シャツでちょうどよい感じですので、自分の動きは軽快です。
 キャベツを初収穫しました。品種は暑さに強い極早生の「将軍」で、種まきから3か月での収穫です。コマツナも収穫を始めましたので、これからは葉物野菜が十分にいただけます。発芽したタマネギの苗には、立ち枯れ防止のためにオーソサイド水和剤をジョウロで散布しておきました。

収穫を始めたコマツナ

初収穫のキャベツ(将軍)

9月28日(金)くもり、小雨

 気象情報では晴れのはずだったのに、朝起きると濡れるほどの霧雨でした。これが降ったりやんだりで、東の海上を進んでいる台風18号の影響なのでしょうか、結局昼間も時々小雨が降りました。それよりも現在沖縄に近くにいて3日後辺りに日本列島を縦断しそうな台風17号のほうが、強い勢力を保っていますので危なそうな感じです。
 収穫はダイコンを初収穫しました。品種は「関白」で、まだ先まで太っていませんでしたが、葉ごと持ち帰りました。さっそく根部はオロシで、葉はジャコと炒めていただきましたが、新鮮でうまい。これで白菜が巻けば、秋の主力野菜が勢ぞろいです。
 作業はアブラナ(冬華)とカラシナを128トレイから畑に定植しました。宮内菜はまだ苗が小さいので、もう少し様子を見てからにします。ダイコンの間引きもしましたが、台風の風で揺すられるのが心配ですので、各3本を残しました。葉が重なっていますので、少しでもしっかりしていられるように配慮しました。

1回目の草退治が済んだタマネギ苗たち

今度は初収穫のダイコン(関白)

9月29日(土)晴れ、くもり

 今日は30度ほどに気温が上がって、小学校の運動会では「暑いですね。」が挨拶言葉に成りました。心配される台風17号ですが、午後6時現在沖永良部島付近を北東に30km/hで進んでいて、このままだと明日の午後3時頃に紀伊半島付近まで進むようです。まだ猛烈な勢力を保っているようですので心配ですが、明日の昼間には家の周囲を点検しなければなりません。
 畑では、ホウレンソウ(メガトン)、コカブ(白露)を播種しました。台風の雨で土が叩かれたり流される心配がありますので、藁で覆っておきました。無事に発芽するといいのですが。

9月30日(日)くもり、雨

 いよいよ台風17号が迫ってきました。ただ今午後5時20分ですが、上空の雲が北東から南西に猛烈な速さで流れていくのが見えます。それでも地上ではほとんど無風の小雨で、嵐の前の静けさでしょうか。午後5時には台風の中心は紀伊半島の東海岸沿いを北東に進んでいて、愛知県周辺に上陸しそうな状況です。伊勢湾台風のコースでしょうか、ちょうど大潮と満潮がこの時間だそうで怖いですね。なお、時速45kmの速さで進んでいるそうですから、当地には午後9時頃にはやってくる見込みで、夜は緊張しそうです。
 今日は仕事は休みですが、朝のうちに少し職場に顔を出して帰宅後は畑の点検で、マルチや藁、支柱などを確認してきました。お昼からは信州小諸に今年2回目のリンゴの買出しに出かけましたが、ちょうど品種が入れ替わる時期だそうで農園の人も余裕の感じでした。買ってきたのは「秋映(あきばえ)」で、小ぶりですが甘味も酸味もあって身が固く美味しいリンゴでした。
 自宅では、春キャベツの「春ひかり七号」「金系201号」をセルトレイに播種しました。これから発芽、ポットに移植後、11月には畑に定植して来春4月の収穫を待ちます。収穫までの期間は長いですが、冬の間は雑草退治以外は手間がかかりませんし、春先の貴重な新鮮野菜ですので楽しみな作物です。